おお麗しきヌエボ・メヒコ

2017年度UWCアメリカ校派遣生マリヤムとファティマ、18年度派遣生マライカとサーフィヤ、19年度派遣生アディラによるブログです

トランジション(マライカ)

こんにちはマライカです。大変な状況が続いていますがこれを読んでいる皆さんは無事でしょうか。

私とサーフィヤは5月に無事UWC-USAを卒業しました。

今回は卒業後日本で過ごす中で見つけた私のUWCでの学びを書きます。そして、私がこのブログを書くのはこれが最後です、、、!

 

 

1. 自分を守れるのは自分

UWC2年目のある夜、私は「ノンネイティブスピーカーの苦労をネイティブスピーカーは理解していない。ネイティブスピーカーはずるいよ。」とルームメイト(ノンネイティブスピーカー)に共感してほしくて、言ったのですが、彼女はこう反論しました。『マライカ、自分の辛さを主張できるのは自分だけ。いくらあなたが誰かを妬んでもそれを他人に伝えて他人に「そうだよねあんなやつ」と言ってもらうのは正しくない。』と。

 

どんな言語スキルを持って生まれてくるかなんて誰も選べないです。時には、自分より良いスキルを持っている人が自分の苦労を分かっていないと思うかもしれません。そんな時、その苦労を他人に伝えて一緒にその人のことを妬むのではなく、自分から当人に対して自分の苦労を主張すべきだと彼女は言ってくれたわけです。

 

私はグループの調和を意識しすぎて面と向かって意見を言うのを抑制してしまうことが多かったのですが、UWCでの失敗を通して、調和が乱れる可能性があっても影ではなく正面から言うことが大切だなと感じました。(もちろん時と場合によりますが)

 

 

2. 大きいことをする必要は必ずしもない

帰国後、UWCでの貴重な経験をどう活かせるか悩み、UWCの友達に電話しました。すると、「何も大きいことをする必要は必ずしもない。」と言われ、当たり前のことですが、ハッとしました。SNSなどで実績を見せることの多い今、忘れやすい事かなと私は思います。

 

 

3. 完璧ではなくベストを目指す

私は英語を話す時とても緊張しちゃいます。スムーズに話せない時もあります。

それが悔しくて、ある日この悩みを友達に打ち明けると、「完璧に話さなきゃと思ってない?ベストを尽くせればそれで良いんだよ」と。彼女が言う通り、自分はもっと上手に話さなきゃとハードルを上げていたのかもしれません。それ以降、完璧でなくてもベストを尽くそうと思うようになりました。

 第2言語で暮らした経験は、今まで味わったことない悔しさを味わうことになりましたが、結果的には誰1人置いてかれないグループ作りが上手になった気がします。

 

 

UWC生活で後悔が無かったわけではないので、その後悔を減らせるよう今後は、今まで以上にコンフォートゾーンから出たいなと思います〜

 

最後に写真と共にUWC-USAでの1日を紹介します。

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8:00-8:30 城まで駆け上がり、朝食

8:30-11:20 授業(1コマ80分)

11:30-12:00 昼食(pokeというハワイ料理が出ます✌️)

12:00-14:50 授業

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15:00-18:00 自由時間(あるいは課外活動。写真は学校の農園で働いた時。)

 

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18:00-19:00 夕食(時には1人で食べたくても、なかなかそれが出来る雰囲気ではなく苦労したり)

 

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19:00- 自由時間(寮の皆で飾ったクリスマスツリー。寮母さん達が切ってくれた木。笑)

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24:00 就寝(ルームメイトと話してると2時なんてことも。不健康ですが、振り返るとそういう時間が本当に楽しかったです)


 

2年間マイペースに更新してきたこのブログでしたが、お読みいただきありがとうございました!!高校2年生以下で興味のある方はぜひUWCを検討してみてください。(非公式インスタグラムUWC日本Facebook)

来年度派遣生の説明会が9月13日(日)にZoomにて開催されます。8/26~9/10の間申し込めるようです。

 

嬉しいことに、私の後輩(アディラ)がブログを引き継いでくれます。お楽しみに!!

 

さよならまたどこかで、

 

マライカ

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おまけ:2年間一緒に暮らした同級生達、濃かった。pc: 2019 Yearbook Leaders